聖護院
聖護院(しょうごいん)
薯蕷
当店では毎年の定番となっている、蕪の形をした薯蕷饅頭です。
「蕪」と書いて、「かぶ」とも「かぶら」とも読みますが、
「かぶ」は元々「かぶら」の女房詞「おかぶ」から派生した言葉だったそうです。
しかし現代では、「かぶ」が本名で「かぶら」が別名、という位置付けですね。
でも関西では「かぶら」の方が一般的な呼び名となっています。
また、聖護院には蕪と大根があります。
どちらも肉質は柔らかで、きめが細かく、
なおかつ煮崩れしにくいという特徴を持っています。
パッと見ただけでは違いがわかりにくいのですが、
蕪のほうが若干扁平気味でしょうか。
いずれもこの時季にこそ味わえる京野菜ですね。

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