優り草(まさりぐさ)
外郎
製
優り草というのは、菊の異名です。
他にも、齢草(よわいぐさ)、千代見草(ちよみぐさ)など、
菊には数多くの別称があり、これらを用いると、
ただ単に「菊」とするよりもエスプリのきいた菓名になります。
定番ともいえるこのお菓子は、
紫色に染めた外郎を薄くのばして円く抜き、
餡を芯に、ひだ状にたたんで花弁を表しています。
和菓子で菊を象る場合、花弁は8弁、又は16弁ということが多く、
この優り草もその約束にのっとって、可愛らしく、品良く仕上げました。
トップ
>
和菓子歳時記
>
平成14年神無月
> 優り草