聖護院
聖護院(しょうごいん)
薯蕷
京都市左京区にあるお寺の名前が、そのまま地名となり、
その地で作られ始めたといわれているのが、
聖護院蕪(かぶら)と、聖護院大根です。
どちらも球形で大きく、軟らかくて甘味があり、煮物に適しています。
また聖護院蕪は千枚漬けにも用いられ、漬け込む作業風景を、
テレビなどでご覧になった方も多いのではないかと思います。
その丸い姿を薯蕷饅頭にしたのが、このお菓子です。
可愛らしい形はお客様にもご好評で、この時季の定番となっています。
なかにはわざわざ温めて、蕪蒸しに見立てて召し上がる方もいらっしゃるようです。

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