釧路っこ様から「ギュウヒとシンコモチ、コメコとシンコ」の違いについてお問い合わせがありましたので、
遅くなってしまいましたがご回答いたします。

求肥(ぎゅうひ)というのは、
もち米の粉(餅粉や白玉粉)に砂糖や水飴などを加えて練り上げたもので、
昔は「牛皮」という字があてられていたそうです。

新粉餅(しんこもち)というのは、
うるち米の粉(上新粉や米粉)を蒸して練ったり搗いたりしたもので、
いわゆる団子生地ですね。

米粉と新粉については、ほぼ同じものと考えていいだろうと思います。
簡単に言えば、関東と関西での呼び方の違いですね。
あるメーカーでは、同じ粉でも出荷する地域によって製品名を変えている、と聞いたこともあります。

うるち米の粉には、他にも粒子の細かさや製粉方法によって、
上新粉・上用粉・薯蕷粉などがあります。
ただ米穀粉は地域やメーカーによって呼称や製法が様々で、
同じ物が別の名称だったり、別の物が同じ名称だったり、
現実的には結構複雑なようです。

平成22年6月20日



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